【take1】 他より少し遅れてスタートした深キョンのドラマですが、これはどう見ても「お金がない!」の女版パロディーといった感じですね。 葬式のとき1円玉を拾う幼い兄弟や、取立て屋の親分と子分(彼らはきっと最後には深キョンを助けて刑務所に入ることになると思いますよ)、さしずめ東幹久さんの役が谷原啓介さんになるんでしょうか。 でも、私は面白いと思いました。 主題歌もいいです。なんか岡本真夜の「tomorrow」のような感じですね。 谷原さんもいいです。こんな谷原さん初めて見ましたが、でも面白くていいですね。 滝沢沙織さんと連続共演ですね(恋に落ちたら)さてはできてるな・・。 このドラマノーマークでしたが案外○です。 評価 ☆☆☆ |
【take2】 私がいつもドラマを見るとき気にしてることにタイトルがあります。タイトルがドラマの中でどう関わってくるかによってそのドラマがより好きになったり嫌いになったりします。 たとえば「新撰組」のような固有名詞ならともかくこのドラマのように「しあわせになりたい!」だったらどこでドラマ中このタイトルのことに触れるのか気にしながら見てるんですけど、今回小さい方の弟が言ってました将来何になりたい! 「幸せになりたい!」 兄の方は「お金持ちになりたい」といってましたがこの2つの台詞がまさにこのドラマでのテーマになると思いました。 つまり幸せとは何か?お金持ちが果たして幸せか?ということなんじゃないでしょうか。 ところで初給料で焼肉食べて→そこに借金取りが来て→お金取られて→食い逃げする これはまさに「お金がない」ですよね。 前回に引き続き似たシーンがあるこの2つのドラマ調べてみるとやはり共通点がありました。 「幸せになりたい」で脚本・演出・プロデュースを手がける両沢和幸さんは「お金がない」で脚本をしていたんです。つまりこの2つが似ているのは必然でありおそらくは意識してのことなんですね。 今後もお金がないで出てきたシーンがないかチェックしながら楽しみたいと思います。 評価 ☆☆☆ |
【take3】 ♪幸せに幸せになりたいか〜ら♪ この曲Sugar『ひまわり』というらしいですが私はすごく好きです。 この主題歌を聞くためにドラマを見てもいいと思うくらい好きです。 深キョンの演技には少し?ですが、このドラマ「幸せになりたい」は脇を固める人たちがいいですね。谷原章介はもちろん私が注目しているのは照明担当の滝沢沙織さん彼女は「恋に落ちたら」では社長秘書というスーツ姿で決めるような役でしたが、その前の「昔はみんな子供だった」では宅急便のお姉さんで今回と似た感じの役でした。 彼女はどちらかといえば今回のようなチャキチャキの江戸っ子みたいな感じの方があってると思います。 あと、ひかり(深田恭子)のお母さん役の銀粉蝶さん彼女は最近良く見かけます。前クールでは「T&D」のお母さん役でしたし今クールでは「こちら本池上署」の婦警さんと「幸せになりたい」の母親役。こんなに出て演技がごっちゃになったりしないんでしょうかね。 悪者のはずの借金取りが今回はひかりを助けましたね。やはり「お金がない」のストーリーどおりでした。 評価 ☆☆☆ |
【take4】 ♪幸せに幸せになりたいか〜ら♪ 今回のストーリーも面白かったです。 いまどき誕生日をパスワードにしているジュンジュン(谷原啓介) 企画書考えるときに他局のドラマをパクろうとするひかり(深田恭子) 何をパクろうとしたかと言えば 『ビューティフルライフ』同じ局 『ごくせん』他局 『ナースのお仕事』他局でも永井(松下由樹)が出演 この3本の中でどうして『ごくせん』が選ばれたのかが? そして今回も借金取りの飯島(鶴見辰吾)と田島(忍成修吾)がいい味出してました。 がんばってるひかりとひかりのことを子供ながらに思いやる兄弟を見て感動した飯島はこのままこの場にいたら涙が出ると思ったんでしょうか突然帰ると言い出しました。 但し子供たちだけ残すのは心配だったのか舎弟の田島に「こいつら見張っとけ!」と言い残して。 そしてその田島は子供たちからピザをもらってうれしそうに食べてましたね。 『お金がない』同様徐々にこの家族のファンになりつつある借金取りの2人でした。 今後のストーリーによっては5つ星迄行きそうな予感のドラマです。 評価 ☆☆☆ |
【take5】 今週の『幸せになりたい』は永井雅子(松下由樹)の進退を掛けたコンペが行われました。 でも結果は残念ながら佐久間(伊原剛志)とジュンジュン(谷原章介)の勝利に終わりました。 納得のいかない雅子は選考の理由を相手に求めるのですが、「社長の奥さんが原作者のファンだから」というなんとも納得のしがたい理由でした。 でも世の中こういうことは多々あることですね。どんなにがんばってプレゼンの準備をしても決めるほうにとってはそんながんばりお構いなしにまったく関係ない理由で選ばれたりするんですよね。 とにかくこれで国際部行きが決まってしまった雅子。 ところが原作者から永井雅子プロデューサーにお願いしたいと逆指名がかかったんですよね。これで晴れて雅子の国際部行きは無しになりひかり(深田恭子)も首にならずに済みました。 今回気になったのは借金取りの田島洋二(忍成修吾)、彼はひかりのことが好きになったみたいですね。立場の違いから報われることのない悲しい恋。あたかも『お金がない』の財前直美と今井雅之のように。 あとひかりの家は昔はすごく裕福だったんでしょうね。ジュンジュンを家庭教師につけたりまったく家事をしないお母さんがいたりそのことが今後関係してくると面白くなりそうですね。 カラオケで雅子を励ます回をやっているシーン、 首にしてほしくないと訴えるひかりに対し雅子が「私があんたを首にするわけないじゃない」と笑顔で言ったシーン この2つが感動しました。 それにしても全体的にひかりが蚊帳の外でストーリーが進んでいる気がするんですが、気のせいですか。 評価 ☆☆☆ |
【take6】 ジュンジュン(谷原章介)の新しい魅力たっぷりな今回の『幸せになりたい!』です。 朝のミーティングで分厚い資料を用意して佐久間部長(伊原剛志)に時間がないと言われ落ち込むジュンジュン。 そこで目立ったのがひかり(深田恭子)でした。原作の台詞をすらすらと話し始めて、いっそ脚本はひかりに任しては。 他にも脚本家と会うとき知らせてもらえないジュンジュン(いかにも自信なさそうな脚本家でした)。 プロダクションの人に間違えてクラブの名刺を渡してしまうジュンジュン(じゅん子って微妙に自分の名前に似てるところがさらに紛らわしい)。 会議中に再び資料が多すぎると怒られるジュンジュン。 飲み屋で永井さんと同じプロデューサーなのに挨拶さしてもらえないジュン・・それどころかグラスさえ持たせてもらえないジュンジュン。 そして酔っ払ってしまい「長谷川純一いきま〜す(アムロいきま〜す風に)」とひかりに攻撃しかけるジュンジュン。酔って失敗する演技は谷原さんのオハコになりつつありますね。 でもひかりにさとされて復活。ネクタイはちまきで徹夜して懲りずに資料作成、今度は今まで以上の大作ですね。 ちょうどそのころ自信なさげの脚本家が電話で「あたしできません」・・・やっぱりかよ。 そしてジュンジュンの大作を読み始めるひかり。 脚本書くのはいったい誰になるのでしょう 1)ひかり 2)じゅんじゅん 3)自信なさげの脚本家 ところで、万引きまでしていこうとしていた遊園地はどうなったんでしょうか次週以降の伏線?もしかして借金取りが連れて行く? 「あんたの仕事の邪魔する気はないんだけどさ!」っていやみ言って、十分仕事の邪魔してる母ちゃん(銀粉蝶)ですが、予告で血を噴出してましたね。 そういえば病院の先生が退院を長引かせたりしてましたがこれの伏線だったんですね。 評価 ☆☆☆ |
【take7】 脚本家が逃げ出してしまった今週の『幸せになりたい!』です。 ジュンジュン(谷原章介)が帰ってきたと思ったら今度は脚本家ですか。 脚本家 塚田(あめくみちこ)先生の自宅で張り込みをする永井P(松下由樹)さんそこにジュンジュンがパンと牛乳を持ってやってきて、両方の小指を立てながら 「ホシはまだ返ってきませんね」このときジュンジュンの頭の中では 「太陽にほえろ」出演者:ゴリさん(永井雅子)ヤマさん(長谷川純一) 「あぶない刑事」出演者:ユウジ(永井雅子)タカ(長谷川純一) 「踊る大走査線」出演者:スミレちゃん(永井雅子)青島(長谷川純一) の3本立てが放送されていたようです。 そしてついに脚本家の先生が自宅に帰ってきたところを永井Pとひかり(深田恭子)が捕まえました。それにしても必要以上にぼろぼろに崩れてしまった脚本家の先生。師匠の小宮山(江守徹)先生から「お前、俺がはずされた仕事受けるつもりなのか!」と脅されていたんですね。だから断らざるおえなかった。 それを知った永井Pは「あなた本当は怖いんでしょう」 塚田「私には書く力があるのよ」 永井P「だったら証明してみなさいよ」 このくだりが今日の一番の山場ですね。ベテラン女優2人のぶつかり合い迫力がありました。横に深キョンいたみたいですけどまったくきになりませんでしたよ。 翌日、会議中にFAXが・・・ そこには塚田先生の脚本がかかれてました。結局書くことに決めたんですね。良かったです。永井Pがお礼の電話をすると先生の部屋には疲れきって眠っている塚田先生とくしゃくしゃになったジュンジュンのレポートが、これで先週とうまくつながりました。 でもその一方で徐々にひかりが弟たちよりも仕事を優先するようになって来ました。反対に弟たちと仲良くなる借金取りの2人「姉ちゃん、アシスタントプロレスラーなんだよ。」こちらが逆にほほえましいシーンになってきました。 そして病院では、ひかりに母親の病気のことを話そうとする先生。それを仕事が忙しいからと後回しにするひかり。ついにはお母ちゃん(銀粉蝶)が血を吐いてしまい緊急手術に。そのことを連絡してもやはり仕事で電話に出ないひかり。 「手術中」の赤いランプと「ON AIR」のランプが微妙に重なっているラストでした。 評価 ☆☆☆ |
【take8】 ひかり(深田恭子)の弟・悟(綾部守人)がクローズアップされた今週の『幸せになりたい!』です。 お母ちゃん(銀粉蝶)の容態がますます悪くなり、永井P(松下由樹)からは仕事を休んでお母さんのそばにいてあげるように言われたひかりでしたが、反対にお母ちゃんから「あんたがそばにいられると眠れやしない。さっさと仕事に行ってしまいな」といわれてしまいます。 でもお母ちゃんの本心は「ひかり、あんたは誰かに必要とされる人間になんなきゃね。私みたいになっちゃだめよ」 ひかりはその言葉を聞いて、仕事も看病も弟たちのこともちゃんとやると決意する。 しかし、悟はひかりがいつも仕事に行ってしまってあまり自分のことをかまってもらえないのがさびしかった。そしてついにひかりから預かったマスターテープを川に捨ててしまう。 永井Pからテープをどこにやったか聞かれ、 悟は「お姉ちゃんクビ?」 それを聞いた永井Pは少し考えて、そして気づく 永井P「首にしてほしいの?」 「テープはどこかに捨てたのね。そうすればお姉ちゃんクビになるから、一緒にいられるようになるとそう思ったんでしょう。」 永井Pもひかりもこれ以上悟を責めることは出来ませんでした。なぜなら寂しい思いをさせてしまった自分たちにも責任があるから。 ひかりは仕事を外れることになり、テープのシーンも取り直しになりました。 主役の男性は怒ってましたが、他の全てのスタッフは何一つ文句を言わず取り直しの準備に取り掛かるのでした。 そして監督はジュンジュン(谷原章介)に「このことでひかりちゃんをクビにするなよ! やる気のあるやつからチャンスを奪っちゃいかん」ここが感動でした。 試写を見た佐久間部長(伊原剛志)はひかりの名前がクレジットに出てることに怒り、クレジットからはずすように強く指示します。 そして、放送当日ひかりは病室でお母ちゃんや弟たちとこのドラマを見ています。ドラマはエンディングになり出るはずのない自分の名前がクレジットにながれそれを見届けるとお母ちゃんは息を引取ったのでした。 お母ちゃんまで亡くなってしまいついに弟たちと自分だけになってしまったひかり、まさに『お金がない!』の織田裕二状態ですね。 次週はひかりが仕事に復帰するのかが争点になりそうですが、局長(津川雅彦)の一言「礼ならお襄ちゃんに言うんだな」がすごく気になります。 評価 ☆☆☆ |
【take9】 ついにお母ちゃん(銀粉蝶)が死んでしまった『幸せになりたい!』です。 一方、ドラマ『流れよ我が涙と少年は言った』が高視聴率をとりUSBテレビは非常に盛り上がっていました。(このタイトル不自然な気がしてならないんです。何か言葉遊びが隠されてそうなんですけど分りません) 佐久間部長(伊原剛志)に役に立たないと言われ→トイレで泣いて→間違えて女子トイレに入る このシチュエーション2回目ですね。初めの方でも確か永井さん(松下由樹)に同じように役立たずと言われてトイレで泣いたことがありましたっけ。 そして同じく2回目なのが豪華なお葬式。 お父ちゃん→葬式だけは豪華にしてくれと言われていたので お母ちゃん→お母ちゃんは派手好きだから 以上の理由で短期間のうちに豪華な葬式を2回もしてしまったひかり。 参列者がほとんどいない辺りも同じでした。 そして、借金取りが取り立てに来るところまで同じだったのですが、 「ちょっと待ちな!」アキ(滝沢沙織)の声がして 撮影スタッフが全員駆けつけたところは感動しました。 でも、全員そろって香典を出すシーンや、永井さんの登場に全員一緒に「永井さ〜ん」と叫ぶシーンなどは興ざめでした。 怖そうな取立て屋の「お〜すげ〜」も最悪ですね。香典の束見ただけでこんな驚く取立て屋が葬儀場に取り立てに来ないでしょう。 とにかくひかりは借金を返さなくてよくなったんですね。めでたしめでたし。 同じ日の夜、高視聴率を祝ってスポンサーの会社と大切なパーティーがありました。 遅れて来た局長(津川雅彦)が「現場のスタッフも呼んだんだな!」 佐久間部長「はい、もちろんです。」 そのころ・・・ 現場のスタッフはいつもの居酒屋で喪服を着たままひかりの今後のことを話し合ってたのでした。 がらがらのパーティー会場に唖然とする佐久間部長や局長のシーンを楽しみにしてたのに映りませんでしたね。 後日、局長に呼び出された永井Pは局長から次のスペシャルドラマにひかりの考えた企画が決定したことを聞かされます。 先週の予告編であった「礼ならお襄ちゃんに言うんだな」はこのことだったんですね。 ところが、当のひかりは弟のことを思ってテレビの仕事をやめることにするんですね。 次週最終回。それぞれの人が見つける「幸せ」はどんなものなんでしょう。 評価 ☆☆☆ |
【take10 LastTake】 「今日も一日幸せでありますように」と、母親の仏壇に手を合わせる3人の姿から始まった『幸せになりたい!』です。 ひかり(深田恭子)はテレビの仕事をやめてスーパーのレジ係になりました。 佐久間部長(伊原剛志)が局長になり部長になることを断った永井P(松下由樹)は国際部に移動になってしまいました。 部長を断ったあとで熊野元局長(津川雅彦)と永井Pが局長室で話しているシーンがお互い戦いを終えた戦友同士の会話のようでよかったです。 そこで熊野元局長は 「だから、その真剣さがあのずるがしこい佐久間を打ち破る瞬間ってのを見たかったんだなー正直」 これは絶対ラストシーンの伏線だと思っていました。が・・・ 局長就任の挨拶で右隣にいる「すばらしい!」ばっかり言ってる人がとても気になりました。 そして永井Pに「おい、永井なんか言えよ」と言われ 永井P「長い間・・・」(これはダジャレ?と思ったのは私だけではないはず。) せつなかった台詞、悟(綾部守人)が 「だってお父ちゃんもお母ちゃんもいなくなっちゃったから」 これは少しウルッと来ました。 頑張って脚本の勉強をしていたひかりですが、レジのバイト中に本を読むのはありえないでしょう。あまりにもこのドラマのスタッフが非常識だなぁと思ってしまいました。 それにひかりと洋二(忍成修吾)が付き合ってるのも???? あとシーンは戻りますが、永井Pがアメリカに旅立つ朝、ひかりが自転車でタクシーを追いかけるシーンですが、あそこは私としてはタクシーの運転手さんに気づいてほしかった。 「あのぅお客さん、後ろの方はお知り合いですか?」 (あわてて後ろを振り返る永井) みたいな台詞があったほうが良かったかな。(すごく細かいけど) 1年後のUSBテレビ、ドラマの視聴率低迷が続く中新しい企画としてジュンジュン(谷原章介)の出した『ロボットの出るドラマ』私としてはすごく当たりそうな気がするんですけど・・ そこに登場する永井Pがアメリカから企画を持って来ました。 タイトルは『ラピスラズリを求めて』これってもしや・・ 「脚本家は日本の浅田ひかりです」ここは良かったですね。 ここで「佐久間局長、あなたは今日限りでクビです。今日から私が局長です。」 みたいな展開を一番期待していたのですが。何事もなかったですね。 そして再び脚本家としてドラマ制作に復帰したひかり。 結局、幸せとは何かが具体的に示されなかったのがとても残念でした。 評価 ☆☆☆ |
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