雨と夢のあとに 全レビュー

(放送当時にブログで書き込んだレビューをそのままコピーしてます。)
【第1話】
深夜のドラマなので見る人は少ないと思いますが、 そんなに悪くはないと思います。
父と娘の2人暮らしの家族。 その父が突然死んでしまう。
しかし、自分が死んでしまったことに気づかず、 娘の前に現れてしまい、娘も父が死んでることに気づかずにいる。
そして、父が霊となって現れた影響で他の霊たちが次々寄ってきてしまい物語りは進んでいく。
ファンタジー&親子愛の物語。

ここからは見た人用のコメント
沢村一樹さん、木村多江さん、浅見れいなさん、好きです。
特に浅見さんは今大注目の女優さんです。
物語は毎回違った幽霊が現れるようです。
おそらく最後には娘にも正体がばれて涙のお別れとなるのでしょう。
ところで問題は木村多江さんの役なんですが、 彼女、今回はこの父と娘以外とは接触ないですよね。 たまたまなんでしょうか。 言ってる意味わかりますか?
つまり、 ラストは「シックスセンス」のようになるんじゃないかと お〜も〜う〜よ! 皆さんどう思われますか?

評価 ☆☆彡
【第2話】
今回の幽霊は学校の生徒でした。
首が180度回るシーンは少しびっくりしました。
でもこの幽霊も本当は母親に会いたかっただけで、 雨たちの協力で母親に会うことができるとあの世に旅立っていきました。めでたし!めでたし!

隣人の木村多江さん、私は彼女も幽霊じゃないかと疑ったのですが、 今回、浅見れいなさんや幽霊の母親などと普通に話をしていたので 残念ながら私の予想はおおハズレでした。
しかし、まだ全ての疑いが晴れたわけではありません。
なぜなら、
@オープニングの最後3人が並んでいるシーンで最後雨以外の二人が消えている。
A今回と前回両方ともこのアパートから、木村多江さんは出ていない。

もし、今後木村さんがこのアパートから出て、普通に人と会話していたら 完全敗北を認めましょう。それまでは確率は低いですが、まだ幽霊説を唱えようと思います。
皆さんどう思いますか?

評価 ☆☆☆
【第3話】
【第4話】
沢村一樹さんも自分のこと棚に上げてよく言いますよね、 息子が心配で死んでからも息子のそばを離れようとしない幽霊(山下徹大)さんに対して、
「息子さんも大人なんだからもう息子のそばから消えないといけない」
でも家に帰って自分も反省したりして。
それにしても話が複雑になってきたので少し整理してみます。

(まず、幽霊の桜井朝春が見える人)
娘の桜井雨(黒川智花)
隣人の小柳暁子(木村多江)
友人の早川岳男(ブラザートム)
その息子早川北斗(速水もこみち)
朝春の母
それと幽霊たち

(反対に見えない人)
早川霧子(美保純)
白坂真昼(浅見れいな)
アパートに来る押売り
学校の友達

(見えるか見えないか不明)
元妻で雨の母親 桜井月江(杏子)
学校の先生

そして私が今一番気にしているのが小柳暁子さん。 彼女をアパートの外で見かけたことがない。 それにオープニングの歌の最後彼女と雨と朝春が3人並んでいて、 彼女と朝春は画面が切り替わると消えているんです。
ただの思い過ごしならいいんですけど。 とにかく謎解きが面白いドラマです。 主題歌もいいし。

評価 ☆☆☆
【第5話】
回が進むごとにどんどんよくなる気がします。
朝春(沢村一樹さん)が幽霊の家族と出会うところから今回の物語は始まります。
家事で全焼してしまい、帰るところがなくなってしまった幽霊たちを うちで泊めることにした朝春。 すごく明るくて楽しい家族なんだけれど 実は死んでしまっているんです。 だから、朝春たち以外の人には見ることができないんです。
そして、最後にもっと衝撃的な秘密が明らかになるんです。

このラストは深夜に放送するだけではもったいないと思います。
8時台ぐらいに放送してもらいたいそんな内容のドラマだと思います。 ビデオ出たら借りてみてください。 そのため今回のあらすじはあまり書かないようにしておきます。

ところで本編のほうは、 雨のお母さんがマリアさんだと知ってしまい、 それだけでもショックなのにさらに追い討ちをかけるように マリアさんから、
「本当のお父さんを紹介したい。」
なんていわれてここに来て話が急展開になってきました。 この物語のラストについて予想をしてるのですが、 まず、隣人の暁子(木村多江さん)が幽霊ではないか? これは、今でも変わらない予想なんですが、 それに加えて、暁子は朝春のお母さんではないでしょうか?
どうですこの予想。

評価 ☆☆☆☆
【第6話】
このドラマは夜遅くに放送されるので いつもビデオ(いまどきビデオかよ)に撮って見てるんですが、 今回ラスト数分が映ってなかったんです。
ですから本編1分ほどと予告編が見れなかった。 そんな過酷な条件の中でレビューを書いています。

雨(黒川智花さん)のお母さんマリア(杏子さん)は、 なんて自分勝手な人なんでしょう。
一番自分勝手だと思ったのは雨を部屋に案内したとき
「家具は私の趣味でそろえたの。気に入らなかったら言って。買い換えるから。」
こんな事いわれて、気に入らないって言える人がいったい何人いるのでしょうか? しかもありきたりの家具ならともかく 一つ一つがヨーロピアン風の格調高い値段も高い家具を見せられて、
「じゃあ、これとこれ。気に入らないからすぐ変えて。」
こんな事言う雨ちゃん見たくない。

そして雨の本当のお父さん 「白い巨塔」のときといいこの人は何もしゃべらなくても 威圧感がありますよね。 この人が上司だったら、絶対耐えられないと思います。
話のほうはというと、 雨とマリアさんの問題が片付いて、 これで残る問題はお父さんだけになりました。
予告編は見てないけれど次週からはそろそろ お父さんの幽霊の問題に入っていくんだろう。
今回気になった点は、
めちゃめちゃカールのきつい秘書
わけの分からないギャグをかます雨の担任の先生
やはり深夜枠という感じですね。

それはそうと今後の予想なんですが、 先週暁子さんは朝晴さんのお母さんではないか と、馬鹿な予想を書いてしまい、 朝晴のお母さんは4話ででてると 「どらぐら」さんから指摘を頂きました。
そこで新たな予想・・・ 暁子さんは蝶の妖精ではないですか?
今まで朝晴が見つけてきて、大切にコレクションしていた蝶。 はじめは死ぬ間際に見つけた幻の蝶かと思ったのですが、 というよりは家にいる蝶全部だと思っています。 その方がラストがきれいな絵になると思うんですけど。

評価 ☆☆☆
【第7話】
今回はオープニングからちょっと趣向が違ってました。
奥田美和子さんが特別ゲストとして、 岳男さんのライブハウスで オープニング曲
「雨と夢のあとで」を 歌っていました。
それをカウンターで雨と北斗が聞いている設定でドラマが始まりました。
幽霊役は矢沢心さんこの人は ウザったい顔が得意な役者さんです。
いつもと違って今回はハッピーエンドではなかったです。
最後成仏するはずがうらんでいる相手の奥さんに乗り移ってそれで終わり。 すごく怖い終わり方ですね。 そして、あわてた朝晴さんが ドアの鍵がかかったまますり抜けてしまったから 雨が不思議がってました。
そろそろばれそうな雰囲気です。

評価 ☆☆☆
【第8話】
先週の放送で倒れてしまった雨ちゃんを朝晴さんたちは病院に連れて行きました。
そこで元カノに1年以上もとりついている幽霊に出会います。
その幽霊の話では、 幽霊が生きている人間に触れると その人の生命力を奪うそうです。
でもその話をしながらも彼女の手を握っているその幽霊・・・ 衝撃的なことにその幽霊は彼女を見守っていたのではなく、 彼女を殺そうと体に触り続けていたのです。

自分が雨のそばにいると雨の生命力を奪うと知った朝晴さんは、 一人で実家に向かったのです。 そこで家出をしたまま一度もあっていなかった父・洋平(山田明郷)と再会し、 母・波代(沢田亜矢子)と父に自分が死んでしまったこと 幽霊となって雨の元に現れたこと 近い将来自分は消えるがその後雨を守ってほしいこと などを衝撃告白するのです。

山田明郷さんと沢田亜矢子さんが素晴らしい演技なんです。
涙涙のシーンとなりました。 そしてもう1つの衝撃 ついに暁子さんが幽霊であることが確実となりました。
私の予想「蝶の幽霊」というのはみごと外れましたが でも生きた人間ではなかったんですね。
その部分だけでも当たっていたことに誇りを持ちたいです。

評価 ☆☆☆☆
【第9話】
ついに暁子(木村多江)さんの正体が明らかになりました。
結局、あの部屋に憑いていた自縛霊だったんですね。 霊の世界についてもいろいろと朝春(沢村一樹)さんにアドバイスしてましたが、 そんな特別な存在ではなくて、 今まで出てきた霊たちと同じ1幽霊だったなんて、 ちょっと拍子抜けしてしまいました。

でもがんに侵され死んでいったてことは 「白い巨塔」とつながってるし つじつま合いますよね。
財前先生に病院を追い出された後 ニューヨークの恋人(上川達也)に 手紙を出しながら死んでいったんでしょうね。 おそらく病院での仕打ちが自縛霊となるほどの恨みを生んだに違いありません。

ところで今回の放送のトリビアを1つ
深夜のゲストとしては大物?の上川さんが出演したのは・・・
このドラマの脚本家真柴あずきさんと 同じ演劇集団キャラメルボックスに所属しているから。

評価 ☆☆☆
【第10話:最終回】
ついに感動のこのドラマも最終回を迎えてしまいました。
私の感動シーン(1)
早川霧子(美保純)さんずっと朝春の姿が見えなかったんですが、 本当は雨ちゃんを引き取ったとき音楽続けていればよかったと思っていた。 と告白したことで姿が見えるようになったこと。 最後の最後で姿が見えたんです。 何気に美保純さんの朝春が見えずに会話をするシーンは うまかったですね。

私の感動シーン(2) 同じく姿を見ることができなかった真昼(浅見れいな)さん 彼女も最後になって、 朝春さんの姿を見ることができました。 マスコミの気を引くため最初うそ泣きしていたのに 姿を見て本当の涙に変わっていくシーン。 彼女もコミカルな役ながら所どころこのような重要なシーンをうまく演じていたと思いました。

私の感動シーン(3) おじいちゃんとおばあちゃんが電話で話すシーン。 この二人が出ただけでもう涙が出てきてしまいます。 沢田亜矢子さんこれから今回のようなおばあちゃんの役増えるんじゃないですか このドラマの役の中で一番よかったと思います。

とにかくのこドラマ深夜枠ながら 脇を固める役者さんたちもよく すごくいい作品になったと思いました。
「僕の生きる道」のように 放送中は評価されずにDVDになってから評価されるようなそんな作品ではないでしょうか。
ちなみに私の一番好きなストーリーは第5話の梅津一家のエピソードです。
でも、ストーリー的には最後物足りなさを感じました。 特に最後までこだわっていた作曲 これがもっと前面に出てほしかった。 「主題歌:雨と夢のあとに」が最後出来上がるというストーリーでもよかったのでは。 そしてそれをマリアが歌ってヒットするなんてストーリーもありじゃないですか。

評価 ☆☆☆

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